さっそく、どうしたいかというイメージに沿って部屋を改造していきます。
1Fは4畳半のダイニングと、8畳の和室をつなげて大き目の一部屋のリビングダイニングにする予定です。
東京から応援に来てくれた元建築業の父が、解体屋よろしく、さっそくどんどん壊していきます。
まずは、二部屋の間を隔てる壁を壊していったところ、なんとびっくり土壁だった!!
さすが築50年、これはかなりワクワク度高いです。いまどき土壁の家を作ろうと思ったら、よっぽど資金と縁に恵まれなければ難しいでしょ、これはラッキー!なんて、超ポジティブな私。
土壁は調湿作用もあるし、これは是非とも残したい。
・・・・と思っている私をよそに、どんどん壊す父。いや、いいんです、おかげではかどってます、だけど、
その土壁ちょっとまったあ~!!
というわけで、押入れや床の間を壊した時に一緒に崩れてしまった使う予定の土壁を、壊した土壁から出てきた土補修することにしました。
土壁の土には藁が混じっています。この状態だと砂埃がすさまじく、PM2・5を吸いまくりです。マスクをしても鼻の穴が真っ黒!目もしぱしぱします。それにしても、土壁の厚みは10㎝~12㎝くらいあります。今のスタイロフォームとか、断熱材ならはめ込むだけだけど、12cmの厚みを左官仕事で仕上げるというのは本当にかなりの労力だと思います。
このでてきた土を集めて、水を入れて練ってみます。
おお、なんだか壁に塗れそうな感じになってきました。それに、なんだか土のいいにおいがします。畑の土のような、微生物がいっぱいいそうなにおいです。
こんな風に不必要になったらまた別の場所で再生できるって、なんて素晴らしい材料なのでしょう。
これを練り上げて、どんどん補修していきます。これがまたすさまじい労力です。
なんだか気の遠くなるような作業なので、左官屋さんに頼んだら大変な金額になるだろうということは、想像できます。
これでだいじょうぶかな?あってるかな?乾いたらすぐ崩れてきたりしないかな?わからないことだらけだけど、とにかくやってみよう!