1階和室の天井はおそらく10年ほど前にリフォームされたようで、比較的きれいな状態でした。当初はこのまま使おうと思っていたのだけど、となりの4畳半とあわせて一間にすることにしたので、天井に統一感を持たせる必要がある、ということになり、既存の天井を取り払うことに。
それに、天井裏の構造も一応確認しておきたいしね。
天井板をすべて取り払うと、二階部分を支える梁や根太の構造が露わに。
で、よく見ると、、、、、
なんと!!二階の屋根荷重を受けるハズの重要な梁が・・・
柱にのってないやんかい!!
どうした、大工さん!!これで50年、どうやって支えてきたんでしょうか。これはもう、当時の大工さんの痛恨のミス!!
反対側もこんな感じです。完全にのっていません。
通常であれば柱に浅く切れ込みを入れた部分に、梁がのっかっていなければなりません。それが、こんな風に、まったく噛んでない、引っかかってない!!
一応上からボルトをいれてあったものの、そのボルト頼みで支えていたのでしょうか???
このおうちを最初に見学したとき、二階に立った時に、どうもまっすぐ立っている気がしなかったんですね。
原因はこの梁と、この梁に直角にかかっているもう一本の梁(この梁は細すぎておおきくたわんでいる)
この二本の梁がかなり歪んで、二階のこの部分が沈み込んでいます。
ああ、天井はがして良かった(ー_ー)!!
50年間、この状態でなんとかがんばっててくれてありがとうよ!こんな風にこの問題が見つけられるのを、50年間ずっと待ちながら耐えてた梁とボルト。
よくがんばったね、ほんと。