Love the life you live, Live the life you love ☆マルハビスピリット☆

信州松本で、築50年の古家つき土地を購入してセルフリノベ中☆方法もわからない、やることいっぱい、まったく進まない、、、でも自分でやるって楽しいな♪

運命の梁

先日古材センターで柱を発注して以来、古材に心を奪われている父。我が家にやってきた古材柱について「お寺に使われていたのかな?この長さは。樹齢70年くらいかな」
などと、色々と思いを巡らせています。


確かに、古材にはロマンがあります。
どこかの森で逞しく育った樹齢70年程の木が、家屋の一部として100年くらい活躍したのでしょうか、そして今また我が家で大活躍。

色々と思いめぐらし、時代を探る、そんな楽しみがあります。
山から切り出した柱一本、こんなにも長く世代を継いで、人の家を支えてくれるって、なんだか木の懐の深さをしみじみと感じます。

 

今、四畳半と八畳の和室を隔てる壁の中に立っていた柱を二本取り払うために、3・5メートルほどの梁がもう一本必要です。
できればこれも古材にして、飾り梁みたいに素敵な雰囲気を醸し出したい。
しかし、なにぶん、お値段も普通の材料のざっと3倍。

うーむ。どこかに古材の梁が転がってないものかのぉ~。
(転がってるわけないよね。。。)


古材の梁~、古材の梁~、なんて口ずさみながら、自転車でゴルフ練習場に出かけて行った父。

 

道中、解体現場があり、巨大ユンボがせわしく作業をしていたそうな。

 

見ると、4m強の長い梁がユンボにゴロリところがされているところじゃありませんか!!

すかさず駆け寄る父。

ユンボ親方、その梁譲っておくれ!!」

・・・・というわけで、古材(というより、まあ廃材です)の梁を二本と柱1本見事ゲットしました(笑)

そんなバカな、そんなうまいことが、本当にあるんですね。
これぞまさに引き寄せの法則☆こうして運命の梁と巡り合いました~♪


さて、この梁、目下ただの廃材ですから、いい味を出すためには手塩にかける必要があります。

まず、高圧洗浄機でていねいに洗浄して、不必要な釘やボルトを抜きます。そのあと「ちょうな」と呼ばれる日本の伝統的大工道具で荒削りしていきます。
こうして表面をきれにしつつ、模様をつけるのだそうです。

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これがまたすごく大変な作業で、胸筋背筋トレーニングと称して土日の丸二日かけてこの作業をするゴンタ様。
でも我が家のリビングにつける大切な梁です。手をかければかけるほど、いいものになっていきます。

”ちょうな”で全体を削った後、さらにグラインダーで表面を滑らかにし・・・・

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そしてやっと「古材」と呼ばれるにふさわしい、
素敵な梁になりました。

さて、これを今度は男二人で持ち上げていきます。
ここは理系のゴンタ様。テコの原理をフル活用して、高さの違う脚立を順々に利用しながら、だんだんと梁をあげていき、
最後、柱の上に載せます。

 

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「よいしょ~!ソーレ!」の掛け声とともに、梁がはいりました!!!!
祭りです、梁祭り!
まさにお祭り。梁祭り。

 

自分で削った梁が、家を支えるの図に、感無量!のゴンタ殿。

ちょっとうるるときました(笑)

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