Love the life you live, Live the life you love ☆マルハビスピリット☆

信州松本で、築50年の古家つき土地を購入してセルフリノベ中☆方法もわからない、やることいっぱい、まったく進まない、、、でも自分でやるって楽しいな♪

土壁に漆喰を塗りたい!①

さてさて、男子が派手に破壊と創造の構造改革に取り組む中、私は地味に、来る日も来る日も土壁と向き合っています。
折角の土壁ですから、もちろん本格的に漆喰を塗る予定です。
でも古い土壁の上に漆喰を塗る、という情報が、なにせとっても少ない!

「漆喰・DIY」で調べると、「石膏ボード」や「ビニールクロス」に塗れるDIY用の漆喰材についての情報ばかりです。

 

でもなんだかしっくりこない。
なぜなら私はまさに土壁に漆喰を塗りたいのです。これは昔ながらの日本の工法だし、最近の住宅のビニールクロス壁に塗る用に調合された、ボンドやら色々入った「誰にでも塗れるお手軽漆喰」ではどうもピンとこないのです。

そんな思いがあって、なかなか進めません。

一体どうやって、そしてどんな材料を使ったらいいのでしょうか。ホームセンターに売っている、お手軽漆喰ではなくて、昔の左官屋さんが使うような本当の漆喰が使いたいのです。

 

とりあえず古壁を剥し、大きく欠損した部分を捏ねた土で補修する、という作業を地味に延々としつつ、どんな材料を選んだらよいか、どんな手順が必要なのか、夜な夜な情報収集する、ということを続けていました。

 

古壁を剥すのもすっかり手馴れたものですが、かなり地味で孤独な作業です*1


大活躍なのは農業用加圧式農薬散布器(5L容器で1000円)。

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(もちろん農薬は撒きませんよ)コレを使って壁に霧吹きをします。
土壁+繊維壁の水の吸収量は半端なく、1畳分の繊維壁を剥すのに、なんと、やかん1~2杯分の水を使います。
昔ながらの壁はこんなに調湿能力抜群なんですね。つくづく、結露って現代住宅の問題なのかな、と思います。
これでたっぷりの水を撒いて壁を湿らして、

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スクレーパーでこそげていくと、比較的簡単に壁が剥がれます。専用剥離剤などは必要ありません。

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ただすごく沢山ゴミがでるので、床に養生しておいたほうがよいようです。

土壁は長い年月をかけて乾燥して縮むので、ところどころ隙間が空いています。大きい隙間や劣化して欠損した部分は、壊した壁から取り出した土を練ってパテの要領で埋めてみます。

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多分、漆喰を塗るときに漆喰で埋めてもいいのでしょうが、欠損箇所が結構多くて、そうなると漆喰の使用料がだいぶ増えてしまうので、土で補修しました。目下、土は無料です、いくらでもあります(*^_^*)


これも結構時間がかかる作業ですし、あってるかどうか、最終的にここだけ崩れてきたりしたらどうしよう、なんてちょっと不安に思いながらも、黙々とひとり作業しています。


でも隙間を埋めていくと、またまたなんだか家に対する安心感が増します。

左官屋さんの友達が欲しいです。わからないことだらけです。

 

 

*1:+_+