古いおうちをリノベーションする際の面倒さというか、大変さというのは、屋根を支える棟木も束も、全部まっすぐじゃないということかもしれません。
経年と共に乾燥し、曲がったりよじれたり、虫食いがあったり、直線という部分がないわけです。そこへ現代の建材であるまっすぐなベニア板を張っていくと、どんなにがんばっても隙間がたくさんできてしまいます。どこを基準にするべきかも、もうよくわからない始末。これだから天井を張っていくのが本当に大変だったのですね。
棟木とベニヤ板の隙間を、「ヒバモール」という素材を使って塞いでいきます。これは意外に高価な素材ですが、とにかく、隙間が見えているとなんだか家として不安で心もとないですから。
天井を含め内装というのは、釘がなるべく見えてはいけないということで、ビスなどは極力使わずに取り付けていきます。
このヒバモールは木工用ボンドを塗ってから「仮止め釘」というアイテムで打ち込み、ボンドが固まったら仮止め釘を抜いていきます。
一人ではなかなか難しい作業なので、松本の友人が遊びに来て手伝ってくれました。
ボンド塗り係のボンドガール、Yukiちゃんと、おおむねなんでも自分でつくっちゃう器用なしんちゃん。
そしてこーへー君。私も含め大人四人が屋根裏部屋に籠っての作業です!暑い!!!暑すぎる(笑)
この屋根裏部屋の床が大人四人いける、と実証された瞬間でした。
みんなのお蔭で作業がぐんぐんはかどり、ヒバモールの取り付け完了!本当にありがとう☆
そして
後日、配線をきちんと棟木に沿わせ、床にコルクマットを敷き詰め、ようやくこの屋根裏部屋を卒業!!
ひー、長かった、本当に疲れた、大変な屋根裏部屋でした。5月・6月はすっかりこの空間にかかりつけになってしまいました。
しかし、この大変なお部屋を乗り越えて、あとはぐんぐん進むハズなのです!乞うご期待♪