Love the life you live, Live the life you love ☆マルハビスピリット☆

信州松本で、築50年の古家つき土地を購入してセルフリノベ中☆方法もわからない、やることいっぱい、まったく進まない、、、でも自分でやるって楽しいな♪

古民家風「旅人の間」&三部屋目の漆喰壁

すっかりブログアップが遅くなってしまいましたが、着々とリノベーションは進んでいます!夏の間、大好きなキャンプも結局一度も行けないまま、ひたすら作業に明け暮れていました。

がんばったお蔭でぐぐっとまたリノベが進み、ようやく2階が「寛げる空間」へと変貌を遂げたのです!!

 

もともとの2階はこんな間取りでした。

f:id:hondash1006:20150914121308j:plain

西と東のあいだの四畳半のスペースは、東西を行き来する「旅人の間」と名付けました。
もとは畳の四畳半で壁は砂壁、かなり閉塞感のある小さな部屋でした。おそらくご主人の書斎だったようで、東側の一面に本棚がありました。(その真下のがん梁・ふん梁君たちは、長年の本の重みで大きくたわんでいたのです)

f:id:hondash1006:20150914122641j:plain

 

f:id:hondash1006:20150914122520j:plain


前回のロフトに上る階段は、この部屋の押し入れに作ってあります。

私たちはこの部屋の廊下に面した壁と鴨井とふすまを、柱を残してすべて取り払い、廊下と繋げて、2階のホールのような多目的スペースにしたいと思いました。

f:id:hondash1006:20150914124633j:plain

鴨井の上の土壁を落とす場面はスリル満点でした(笑)このままドサっと土壁ごと下に落とすのです(^_^;)

 

さてさて、壁です。

一部屋目のリノベーションは二階の「東の間」、この部屋のはじめての漆喰塗りは、マスキングは適当だし、途中で材料を切らすし、水引きタイミングを逃すし、で、とにかくてんやわんや。


二部屋目は葦ベニヤの天井を作った「西の間」、この部屋の漆喰壁はわりといい感じです。でも角や端の処理はやっぱり難しく、自分で塗った感が丸出しです。

 

さて、三部屋目ともなると、漆喰塗りも上々です。
この半年間、日々左官仕事に従事してきた成長を感じます(笑)。この部屋は、廊下も合わせて柱をすべてサンダーで磨き、その上にワトコオイルを塗って、少し暗い色の柱にしてちょっぴり古民家風。
そこに目の覚めるような漆喰の白壁!というコンセプト。

 

こんな風にカドも、そこそこ出せるようになりました(*^_^*)端っこのところなんか我ながら満足です。

f:id:hondash1006:20150914130125j:plain

もちろん、だんだん成長しているとはいえ、プロの仕上がりみたいにはいきませんヨ。
格好つけて模様をつけたいような衝動に駆られますが、一面全部をその模様にするのはとってもムリ!!
ということで、結局ただ塗りつけるだけのワンパターンな壁です。
たまに「鏡面仕上げに挑戦!」と息巻いたりしますが、結局途中で挫折します(笑)
本物の左官屋さんは、中学を卒業してすぐ弟子入りするらしいですから、もう全然違いますよね。

 

いうなれば、「お母さんの手作りケーキ」みたいなもので。
どんなにそこそこお菓子が作れるお母さんでも、パティシエのケーキにはなり得ないわけです(笑)

 

でもさ、自分で作れば、材料をコントロールして、お砂糖をちょっと少な目にしたり、ぜいたくな平飼い卵を使ったり、
マーガリンをやめてバターで作ったり、と、自分が心地よいように変えて、家族にとって健やかなおやつになるわけです。

まさに今回の漆喰壁は、人に頼むと高くて手が届かないけど、自分でやって材料から吟味することで、安心で心地よい空間を
作ることができるなー、と。

それこそDIYの意義ですね。

コテ板もこんな感じでどんどん形が変わっていきます。

f:id:hondash1006:20150914130612j:plain


最初は四角いベニヤに持ち手を適当につけただけのものでしたが、どんどん自分が使いやすいように角をとったり直角の部分を作ったりして改良され。
さらに、名古屋城の城壁塗りの映像を参考に、コテ板に養生テープを貼っています。
こうすると、漆喰がコテ板に固まってしまってもとるのが楽だし、材料を変える(土壁→砂しっくい→しっくい)時にも便利です。

そんな感じで塗りあがった壁♪

 

f:id:hondash1006:20150914130242j:plain

f:id:hondash1006:20150914140413j:plain

しかし、悲劇が!!


漆喰塗の一番の楽しみといっても過言ではない、

「養生テープはがし」。


ピリピリと養生テープを剥した時に直線がでるのをすごおく楽しみにしていたのですが、養生してから天井作業にあまりにも時間がかかり、壁の漆喰ぬりをようやく終えて、いざその時を迎えると・・・・養生テープが剥がれない!!

苦労して剥しても柱にネチョネチョとした粘着剤が残ってしまい、もう泣きそうです。(本当に泣きました)

 

色々あります、ほんと一筋縄でいきません(涙)パティシエのケーキへの道のりは果てしなく遠いのでした・・・。