Love the life you live, Live the life you love ☆マルハビスピリット☆

信州松本で、築50年の古家つき土地を購入してセルフリノベ中☆方法もわからない、やることいっぱい、まったく進まない、、、でも自分でやるって楽しいな♪

梁が・・・

1階和室の天井はおそらく10年ほど前にリフォームされたようで、比較的きれいな状態でした。当初はこのまま使おうと思っていたのだけど、となりの4畳半とあわせて一間にすることにしたので、天井に統一感を持たせる必要がある、ということになり、既存の天井を取り払うことに。

それに、天井裏の構造も一応確認しておきたいしね。

 

天井板をすべて取り払うと、二階部分を支える梁や根太の構造が露わに。

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で、よく見ると、、、、、

 

なんと!!二階の屋根荷重を受けるハズの重要な梁が・・・

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柱にのってないやんかい!!

 

どうした、大工さん!!これで50年、どうやって支えてきたんでしょうか。これはもう、当時の大工さんの痛恨のミス!!

反対側もこんな感じです。完全にのっていません。

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通常であれば柱に浅く切れ込みを入れた部分に、梁がのっかっていなければなりません。それが、こんな風に、まったく噛んでない、引っかかってない!!

一応上からボルトをいれてあったものの、そのボルト頼みで支えていたのでしょうか???

 

このおうちを最初に見学したとき、二階に立った時に、どうもまっすぐ立っている気がしなかったんですね。

原因はこの梁と、この梁に直角にかかっているもう一本の梁(この梁は細すぎておおきくたわんでいる)

この二本の梁がかなり歪んで、二階のこの部分が沈み込んでいます。

ああ、天井はがして良かった(ー_ー)!!

50年間、この状態でなんとかがんばっててくれてありがとうよ!こんな風にこの問題が見つけられるのを、50年間ずっと待ちながら耐えてた梁とボルト。

よくがんばったね、ほんと。

 

 

 

古材の柱

梁問題を解決すべく、大奮闘です。

柱に乗っていないことが発覚した問題の梁(この梁を”がんばり”君と名付けます)を、なんとか柱にのっている状態にしなければ、気持ちが落ち着きません。

そこで、垂直方向の細くたわんだ梁(この梁を”ふんばり”君と名付けます)とがんばり君の交点の真下に、新たに柱を一本追加することにしました。

 

この柱は部屋の真ん中に来てしまうため、ちょっとステキな柱にしたいわ~。

せっかくなら、重厚感あふれる古材なんかを使いたいわ~。

 

というわけで、近場の古材センタ―で、4m近くある杉の古い柱を購入しました。

古材センターはこんなところです。

http://www.kozai.org/

 

次にホームセンターでコンクリートの板と束石のようなものを購入して、床板をはがし、床下に置きます。

築50年となると、やぱり基礎部は土です。

おっかなびっくり床下をはがしたものの、ネズミの死骸とかシロアリの被害などはなく、至ってきれいな床下でした。ほっ。

 

そこにコンクリートの板を敷き、その上に四角い束石を置いて、5mmほど長めに見積もった古材の柱を立てて、無事がん梁君を支えることができました。

この作業を、さくさくと一人でこなす父。中古住宅ですからタテマエもしないので、せっかく柱を立てるならうちの大黒柱である旦那様・ゴンタ様が来るのを待って柱を立てよう、という私の心づもりをよそに、夜の間に一人で柱をたててしまいました(^_^.)

頼れるんだか何だか・・・。ゴンタ君が来てから一緒に柱を建てようと長さをあわせていたら、入るどかうかやってみたくなっちゃうのを抑えられないようで(^_^;)

 

ともあれ、どうにか建ちました!パチパチパチ~

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青やじるし→新設した古材の柱

赤やじるし→問題のがん梁君(柱に掛かっていない)

緑やじるし→問題のふん梁君(細すぎて大きくたわんでいる)

 

最後にはすこしこの杉柱を磨き上げる予定です。

ああ、安心感あるわ、この柱。がんばって我が家を支えてね。

 

さてさて次なる課題は、四畳半と和室を隔てる壁に立っていた二本の柱を、なんとかとりのぞいてオープンなスペースにしたい、そのためには取り除く柱の代わりに梁の追加を試みることになりました。

次回も大仕事!どうぞお楽しみに☆