やや、すっかりブログアップがご無沙汰になってしまいましたが、またもや春がやってきてDIYシーズンに突入です!いやいや、季節がめぐるのは本当にはやいものですね・・・。もう世間は立夏も過ぎましたが、まだブログは去年の初冬の話、薪ストーブ導入物語の続き、まずは炉台製作物語です☆
このおうちを購入してすぐに、薪ストーブ専門店である山風舎の小林さんに下見に来ていただいて、薪ストーブの設置位置のアドバイスをもらっていました。
ストーブ&クラフトショップ 山風舎 | ストーブとクラフトのある暮らし
中古住宅に薪ストーブを導入する際、煙突を抜く位置はかなり制限があります。
特に我がゴン邸のリビングダイニングは、東側と南側の2面が縁側になっているので、ほとんど壁がありません。
また、屋根がギリギリ状態のコンクリートスレート瓦。煙突メンテ時も含め、なるべく瓦の上に乗りたくない・・・
家族みんなでストーブの前でゴロゴロできるスペースも欲しい。
様々な条件をクリアする、もうここしかない、という場所をなんとか見つけ出してアドバイスをもらいました。
そして工事の初期に畳を廃棄した後、薪ストーブの設置予定場所の重量物対策をとりました。薪ストーブはだいたい200㎏位あるとのことなので、古い家では床を補強したほうがよいのです。
床板をいったん取り除いて、基礎部にホームセンターで売っているコンクリートプレートを敷きます。
かなり適当ですが束柱と大引きをある材料でざっくり追加し、根太を増強してあります。
その後、リビングダイニングの床と同じく、根太の間にスタイロフォームを入れ込み、
その上から12㎜の針葉樹構造用合板を2枚張り。
さて、ここからです。
夏の間は無用の長物と化してしまう薪ストーブですので、
圧迫感を少しでも減らすよう、フローリングと炉台の高さをなるべく合わせてフラットにしたいと思います。
選んだタイルはこちら。テラコッタ風タイルをタイルライフさんで購入。お値打ちです☆
山風舎の小林さんによると、炉台の不燃材の厚みはタイル系の焼き物で最低6㎜必要とのこと。
フローリングの厚みは15㎜、今回私達が選んだタイルの厚みは8㎜です。床の高さを合わせるため&防火のため、タイルの下に5㎜のケイカル板(不燃材料)を敷くことにしました。
2mmほど炉台部分が低くなりますが、2㎜くらいであれば許容範囲内ですね。山風舎の小林さんいわく、炉台がフローリングよりもちょっと低い方が使いやすいそうですので、むしろバッチリです。
薪ストーブの炉台に必要な大きさは、エイトノットストーブの上原さんに提案してもらいました。
今回は最少の大きさをアドバイスしてもらいましたが、今思うと、床面とフラットならばもう一回り大きい方が使いやすかったかもしれません。
床に炉台となる部分に線をひき、イメージを膨らませ。
まずは炉台の図面の大きさに沿ってケイカル版をカット。
こちらは丸鋸でカットしましたが、粉塵がすさまじいので、横で掃除機で吸い込みながらカットしていきます。息子殿は掃除機係をやってくれましたが、本当はこういうの、未来ある子供にさせないほうがいいですね・・・。
ケイカル板に沿って今度はタイルをカット。こちらはグラインダーで。タイルを並べては、大きさを合わせてカットしていきます。
斜めにカットするのが難しい~!かけらが飛ぶかもしれないので、ゴーグル必須です。
パーツが揃ったところで、「コンクリボンド」というボンドで張り付けていきます。
まずはケイカル板を床板にとめます。
次にタイルを貼っていきます。目地となる部分のスペースを確保するため、3mmのベニヤ板の端材を細く切ってスペーサーとして利用しています。
コマッキーの協力のもと、無事タイルを貼り終わりました~!
フローリングとの境目をどうするか、迷いましたが、結局15㎜の檜の角材で簡単に枠を作ることにしました。ケイカル版に沿ってボンドでヒノキ材の枠を貼り付けていきます。ボンドが完全乾燥したら目地材で目地を埋めていきます。
よし、とりあえず炉台・・・らしきものが完成!!!!!(後ろの壁も必死で塗りました。)
とりあえず炉台らしきものが、、、完成、、、したけど、ええっと、炉壁はどうするんだっけ???
ここまで突っ走るように炉台を作ってきたものの、炉壁をどうするかが決まらず。困った・・・。
薪ストーブの背部は、不燃材でついたてを作って、その後ろには空気層を設ける必要があります。さて、どうしよう。