みなさんこんにちは、すっかり最後のブログ更新から5年以上歳月が過ぎ、自分でも驚くばかりです。あの時小学校2年生だった息子殿は、なんと今では中学三年生となりました。ブログを見返すとまさに、子育てのハイライトと呼ぶべき小学校時代が、マルっと家のDIYに捧げられているのですから、ちょっと変わった夫婦の、ちょっと変わった子育てであったな…と、しみじみ思います。
実は、2020年の終わりに、縁あってSUUMOさんから取材を受け、私たちのライフスタイルがSUUMOジャーナルで紹介されました。
大変綺麗に写真をとっていただき、私たちのDIYライフの、とてもよい思い出になりました。
その後私たちの家がどのように完成しているのか、ぜひ記事をご覧ください!
このブログには詳しく載せていませんでしたが、実はゴン様は東京で働くサラリーマンで、デュアルライフを送りつつDIYを進めるという、超スーパーハードな生活をしていたのです(笑)
当時は、コソコソと築50年の素人改修をして、夫を東京に残して松本で子供と暮らし始めてしまったかなりの自由すぎる変人家族、、、だった私たちですが、数年後にはデュアラーと呼ばれて取材を受け、今やYouTubeでは古屋のDIY改修の動画が溢れ、コロナ禍でワーケーションなんて言葉が注目され、こんなライフスタイルがもてはやされることになろうとは!なんと、時代の最先端を行ってた私たち(笑)
あれから、リビングを完成させ、ウッドデッキを作り、「わがや電力」と呼ばれる太陽光パネルを自作導入し、洗面台を自作し、トイレを改修し、家の外壁を自力で塗り、お米作りに挑戦し、雑穀づくりに挑戦し、、、、と、尽きることなくまだまだ完成しない家と生活、次々「自分でやってみる」に挑戦し続けるゴン一家です。
久しぶりに書きっぱなしのブログを更新しようと思ったのは、『つみきのいえ』という12分間のアニメーション映画を見たためです。
本の題名は知っていて、「よい絵本だ」ということは知っていましたが、たまたまアニメーションを見る機会があったので観たところ、いたく感動して号泣してしまいました。
確かにしみじみとよいアニメーションなのですが、私にとってこの映画が人一倍心に強く刺さったのは、
一つは私たち夫婦の子育てが終わりかけているタイミングだということ、加えて、子育てや夫婦の若かりし日を、自分たちの手を動かして家を作り続けることに情熱を注いできたから
ではないかと思います。
そうして少しずつ、積み上げてきたものの上に、私たちは生活している…華やかな時代、力強い時代、幸せな時代、家族や子供に自分を捧げる時代、子どもが巣立っていく時代、『つみきのいえ』では、その人生の場面場面を「家」が象徴していて、一人のおじいさんの人生を丸ごと物語っていた、なぜかその描写にとてもこみ上げるものがありました。
DIYの魅力は、「生活を自分の手を動かして豊かにすること」だと、私は思っています。そうして出来上がった、愛着のある空間が、しみじみと私たちらしく、日々の生活を満ち足りたものにしてくれる気がします。
ゴン一家のDIYの旅はまだまだ続きますが、巷にはすでに十分なDIY情報が溢れているので、このブログはいったんここで終了させようと思います。
『書きっぱなしのブログ』ではなんとなく落ち着かないので、SUUMOさんの記事を最終章として、ここにご紹介させていただきました。
みなさんの「自分の手を動かして生活を豊かにする」楽しさにあふれた日々を願って。