Love the life you live, Live the life you love ☆マルハビスピリット☆

信州松本で、築50年の古家つき土地を購入してセルフリノベ中☆方法もわからない、やることいっぱい、まったく進まない、、、でも自分でやるって楽しいな♪

床のレベルを揃えてからの現場ごはん

無事に断熱材を入れ終わった1Fの床ですが、今度は、もともと異なる様式の部屋をひとつづきの部屋にするべく、すべての部屋の床のレベルを揃えるという作業が必要になります。

床板を剥さない予定のキッチンのレベルは後々対処する(or放置する)ことにして、とりあえず元和室8畳と、元洋間の4・5畳のレベルを合わせることにします。
それぞれ、縁側に続く敷居の高さも違うし、和室は畳の厚みの分根太も低い位置にあり、どのレベルが一番よいか、ちょっと頭を悩ませました。結局、我が家の強化のための頼れる部材、いつもの12mm針葉樹構造用合板をまたまた捨て貼りとして使うことにして、12mmを使って調整できる高さを基準としました。
元和室の方は12㎜を2枚重ね、元洋間の方は12㎜を1枚+5㎜のラワンベニアで高さを合わせます。
畳の厚みは約6㎝くらいあり、畳張りだった和室の方がもともとの根太の位置が低いのです。

その上に、厚み15mmのフローリングを張る予定ですが、フローリング張りは一番最後なのでまだまだ先の話。

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とりあえず、床下を塞いでしまわないと、足場が悪くてほかの作業にもとりかかれないし、なによりスースーでおちつかないので、捨て貼りまでを早急にやってしまいたいところです。

 

ところが、いつものとおり、当初、採寸した箇所では確かにこれだけの差があったものの、根太もあちこちまがっていたりひねくれていたり、そのうちにどこが基準だかわからなくなり、最終的に二枚目の捨て貼りのレベルが合わなかったりと、相変わらず「基本的にまっすぐの箇所がない」という実情が、すべての作業を難しくしてしまいます。

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 間に2mmや3mmの合板の切れ端を挟み込んだりして、調整しながら、苦戦しつつもなんとかベストエフォートレベルで平らな床が出来上がりました!!

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やっと塞がった基礎部!
家っぽい!!
部屋っぽい!!

 

すっかり調子に乗って、初めて、キッチンとの境目に掛けてあるブルーシートをとってみたのです☆
これまで狭くて暗くて閉塞感たっぷりのブルーシートで仕切られたキッチンでしたが、ブルーシートをとってみたら気分がいい~!

 

まだフローリングは入れていませんが、出来立ての、捨て貼りの床に特設ダイニング空間を創設!

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実はこの日はゴン様のお誕生日だったのです。

現場に突如現るダイニング空間(*^_^*)バックに土嚢袋やら、材木やら、色々な道具が置いてある中でのダイニング。


なんでしょう、なんだか、、、、、

私が小学生のころ、「いいとも」の前に数分間流れていた、『海ごはん、山ごはん』を彷彿とさせる風景。
「海ごはん、山ごはん・・・・現場ごはん」みたいな(笑)

 

床のレベルを一生懸命合わせているゴン様の横で、私は終日キッチンに立ち、一年に一度作るか作らないかのごちそうを仕込んでいました。折角がんばって作ったので、ちょっと載せてみます♪

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桃と生ハムのカプレーゼ

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オニオングラタンスープ

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かぼちゃのムースとコンソメのジュレ、いくら添え

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メインはビーフシチュ~!

 

 

ちなみに、普段は納豆ごはんとお味噌汁だけの夕食が基本の、超手抜き主婦のワタクシです(笑)誤解なきよう・・・。たまに作ったので大々的に載せたい感じです(笑)

 

こうして、我が家の、まだできていないダイニングスペースでの初めてのダイニングを無事終えました。
ゴン様、お誕生日おめでとう☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

築50年について改めて思いを馳せる日

お向かいの土壁漆喰塗の納屋が壊されました。
この家と同じ年代の、築50年になる建物です。

建築業を営んでいたお向かいさんの家の、作業小屋として長年活躍した納屋です。
さすが元建築業だけに、その造りはとても立派で、材料もいいものが使われていました。

明日壊してしまうから、いるものがあればもっていいっていいよ、と言われ、昔の鉄釘や棚受け、
それに道具箱などを、何に使うのやらわかりませんが、もったいないので少し譲って頂きました。(我が家は断捨離、という概念からは程遠いです…)

納屋を拝見して特に素敵だったのは床板です。今なら「アンティーク足場板」なんていう名前でいいお値段で売られていそうな代物。
しかし、なんだかがめつようで、ご迷惑なようで、「床板はがしていいですか」とまで言うことができずにいました。

そして迎えた倒壊(”解体”ではなく、”倒壊”でした)の朝。隙あらば古材や床板をもらえないだろうか、と覗き見ていましたが、
巨大なユンボがズイっとやってきて、ほんの小一時間で何もかも壊し、数時間で材料をすべて運んで更地にしてしまったのです。


昨日まであんなに素敵だった築50年の漆喰壁の納屋。以前だったら、きっとこんな風な壊し方はせずに、
順番に壊して使える材料は古材としてまた使ったと思うのですが、今はこんな風に何もかも一色胆に、上からぐちゃっとユンボつぶしてしまうのですね。今まで通りがかりに見た作業現場の中でも、ダントツであっという間だった気がします。(最初から終わりまで見ていた現場は無いですが、少なくとも2日はかかっていた気がします)
板や古材をもらえそうな隙なんて全然ありませんでした。

どうして昨日、遠慮してしまったのか、自分たちの手で救って、息を吹き返すことができる素材が目の前にあったのに!!
と、とても後悔しました。

私はもう悲しくて悲しくて、めりめりと壊されていく建物を見ながら何故か涙が止まりませんでした。
ユンボの先で転がされ砕かれている立派な梁を見て、胸がつぶれる思いです。
あの立派な、大工さんが鉋で一本ずつ削り出した柱や梁が、もう一瞬で、ただのゴミと化してしまったのです。

なぜ、この頃に作られた素材が、こんなに自分にとって貴重で魅力的に思えていたのか、その時ふとわかりました。
この築50年のおうちは、大工さんが手で、カンナとノミで削って作ったおうちなのですね。切る作業もきっとのこぎりだった時代です。
おじいちゃんの世代の人たちが、機械ではなく手作業で造った家。

そんなの当たり前、と言われればそうなのですが、今更ながらそのことにハタと思い至り、
そうか、そんな芯から手作りの家に住むことができる、ラストチャンスを自分は拾ったんだ、と、気づきました。

もし今、たとえ総無垢作りの家を作ったとしても、カンナがけはプレーナーという機械を使うでしょうし、切るのも電ノコ、
掻き込むのもトリマーです。

もちろんイチ主婦の私だって、今時かまどでご飯を炊くわけでなければ、洗濯板で洗濯するわけではありません。
だから、それがイイとかワルイではありません。


ただ、なんだかこの家に巡り合えて、この家を再生して住むという決断をした自分を褒めたいような、そんな衝動に駆られた一日でした。今壊してしまったら、もう二度と住むことができない種類の住宅、それが築50年物件、ということを、改めて感じました。

とにかく床下を塞ぎたいのです!

さて。
真剣にやばいのです。

夏はあっという間に過ぎ去り、お彼岸をすぎると、信州はもう冬です。

何を夏からこんなに焦っていたか、というと、実は私達のこのおうち、まだ1階の床下の基礎部がまるっと見えている状態なのです。この状態で冬を迎えてしまっては、一家で凍死は免れません。

とにかく早く床下を塞がなければ、スースーです。何より家として落ち着きません。(あたりまえです)
そしてこのスースーの基礎丸見え状態のすぐ隣をブルーシートで区切って、毎日キッチンを使っているのです。

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この↑ブルーシートの向こう側がキッチン(笑)


改めて思うと、よくこの状態で半年もこの家に住んでいるな、と、たまにハッとします(笑)もうどこか脳が麻痺していますね。

 

基礎部はこんな風に昔ながらの状態です(増築したと思われるキッチンの基礎部はコンクリートです)。

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束石の形が一つ一つ違うのが、なんだか素敵に思えてしまう。

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コンクリートも安心なのかもしれないけど、別の意味で、自然が作った本物の石が家を支えているというのは、それはそれで感覚的に安心できるのだから不思議です。

 

1階は8畳の和室・4畳半の洋間・キッチンの3部屋をひとつづきの部屋にするプランです。
しかし、もともとの状態が畳(和室)・パネルフローリング(洋間)・フローリング(キッチン)となっていて、根太の水準がすべてバラバラなのです。新しく張るフローリングの高さの基準をどこに置くか、というところから考えていかなければいけません。

何はともあれ、まずは床下の根太の間に断熱材(スタイロフォーム)を入れ込んでいくことにしました。
「Z工法」という、根太と根太の間にぴったりと切ったスタイロフォームを入れていく方法で入れていくことにしました。

 

Z工法 床断熱 根太レス工法 | ダウ化工株式会社


スタイロフォームを支えるのは「Zピン」という金具を使います。この方法であれば、最終的なフローリングの高さを後から調節することができます。


四畳半の洋間部分の根太のピッチがとても狭くて、普通の大人だと身動きがとれません。
そこでもちろん、息子殿の出番です。

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大活躍~!

 

また、リノベ開始当初、色々な場所を補強したときに、断熱材のことまで考えが及ばずに、薪ストーブの設置予定場所に根太や束を追加していたのです。でもその部分にスタイロをきっちりと入れ込むのはかなり細かい作業になり、気が重くなりそうです。

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そこへまたまた、レゴ育ちの我が息子殿登場!!

パズル・ブロック・レゴが大好きな息子殿が織りなす、バロック調スタイロモザイク!! (バロック調???)

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これは大人にはできない作業です(笑)これを飽きずにやってのける子供のエネルギーたるや、本当に子供って素晴らしいなー、と思います。

 

無事に床にスタイロが導入されました~!

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この青いスタイロの上をうっかり歩くと、ずぼっと落ちますのでご注意を!根太の上を歩かないといけませんヨ!危険なので早く床板をいれなければいけませんね。

 

続く~。

旅人の間完成&待ちに待った超わくわくアイテム登場

旅人の間の柱や廻縁の、粘着剤がどうがんばってもとれずに、ネチョネチョには悩まされたままですが、
色々調査してこれを落とそうとしても、10㎝を剥すのに20分くらいかかるので、いったんこれはあきらめました。
いつでもできる作業はできるだけ真冬の間にやろうと思います。

 

気を取り直して、床張り!

床を張り終えれば旅人の間は完成です☆
前回の床張りは助っ人の父殿とミホがいましたが、今回は家族3人で張っていきます。
「張り始め」と「張り仕舞い」、そして柱がある個所など、
細部にはやはり手こずってしまい、結局土日の二日間まるっと床張りにかかってしまいました。

それでも、今回は自分たちだけで張り終えた三部屋目!
ものすごく、ものすごく上達しています!!(※自分比です)スピードというか、動作のリズムというか、
なんていうのでしょうか。

床張りはわりと単純な作業の繰り返しですが


測って(私)、切って(ゴン様)、はめこんで(息子殿)、釘打ちをして(3人)、釘締めをして(3人)、また測って、切って・・・・


という一連の繰り返しが、なんだかリズミカルに感じれるような、釘打ちや釘締めの音も、すこし手慣れたようになってきた私達一家。
一家の連携プレーでどんどん張ってゆきます!

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そして張りじまい。

最後の一枚、ぴったりと板が入った瞬間は、気分爽快!

www.youtube.com

 

できました~!!!

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仕上がりにも満足です☆

 

 

すかさず、ソファーを運び込み、待ちに待った2階の全部屋の完成を祝うこの日のために、私は密かに注文していたものがありました!

 


それがコチラ!!

 【the Hammock】メキシカンハンモック 
 
メキシカンハンモック~!!!


やっとできた、寛げる空間!!

に、あこがれのメキシカンハンモック!!

じゃーん☆

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引っ越してから数か月、現場に住みつつDIYなので、どうにも寛げる場所がなく、ゆっくりコーヒーを飲んだり、家族で団欒をしたり映画を見るような場所もなく、なんだか落ち着かずに過ごしていました(現場に住んでいるのですから、落ち着かないのは当たり前なんですけどね。)
でもこうしてようやく旅人の間が完成したのです。

 

ハンモックを設置した週末は、当然ながら、われもわれもとハンモックの取り合いとなり、なかなか「のんびりハンモックに揺られる」ということができませんでした。


そして待ちに待った月曜日。

ゴン様と息子殿をを送り出したあと、
一人ハンモックに揺られて初めてのお昼寝を試みたのでした!!!うっほーい\(^o^)/

 

ハンモックに揺られながら天井を見上げ…梁や柱をしみじみじっくりと見ていました。

(ハンモックからのビューです↓別荘っぽい?ふふふ)

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生まれ変わってゆくこの家、まだまだ素敵になっていくこの家が、あわや壊されてしまうところだったなんて…としみじみ思いました。
そんな思いで梁を眺めていたら、

「あー、なんだか、喜んでくれてるな」 

なんていう気がしてきました。

このおうちが、誰も住まなくなってしまった築50年の空家から、再び愛される家へと創り変えられていくことを、すっかり受け入れ、そして喜んでくれている。
週末ごとに一生懸命DIYに励み、工夫を凝らし、アイディアを凝らしている私達家族のことを喜んで、受け容れてくれている。

そんな風に思えてきました。なーちゃって、ね。

 


さてさて、松本はお盆を過ぎたらもう秋です。遠いようであっという間にやってきてしまう寒い寒い冬のために、2階の廊下部分を後回しにして、とにかく1階に取り掛かることにしました。
2階はこれにて一端終着です。

まだまだ後半戦はこれから!

 

 

 

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古民家風「旅人の間」&三部屋目の漆喰壁

すっかりブログアップが遅くなってしまいましたが、着々とリノベーションは進んでいます!夏の間、大好きなキャンプも結局一度も行けないまま、ひたすら作業に明け暮れていました。

がんばったお蔭でぐぐっとまたリノベが進み、ようやく2階が「寛げる空間」へと変貌を遂げたのです!!

 

もともとの2階はこんな間取りでした。

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西と東のあいだの四畳半のスペースは、東西を行き来する「旅人の間」と名付けました。
もとは畳の四畳半で壁は砂壁、かなり閉塞感のある小さな部屋でした。おそらくご主人の書斎だったようで、東側の一面に本棚がありました。(その真下のがん梁・ふん梁君たちは、長年の本の重みで大きくたわんでいたのです)

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前回のロフトに上る階段は、この部屋の押し入れに作ってあります。

私たちはこの部屋の廊下に面した壁と鴨井とふすまを、柱を残してすべて取り払い、廊下と繋げて、2階のホールのような多目的スペースにしたいと思いました。

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鴨井の上の土壁を落とす場面はスリル満点でした(笑)このままドサっと土壁ごと下に落とすのです(^_^;)

 

さてさて、壁です。

一部屋目のリノベーションは二階の「東の間」、この部屋のはじめての漆喰塗りは、マスキングは適当だし、途中で材料を切らすし、水引きタイミングを逃すし、で、とにかくてんやわんや。


二部屋目は葦ベニヤの天井を作った「西の間」、この部屋の漆喰壁はわりといい感じです。でも角や端の処理はやっぱり難しく、自分で塗った感が丸出しです。

 

さて、三部屋目ともなると、漆喰塗りも上々です。
この半年間、日々左官仕事に従事してきた成長を感じます(笑)。この部屋は、廊下も合わせて柱をすべてサンダーで磨き、その上にワトコオイルを塗って、少し暗い色の柱にしてちょっぴり古民家風。
そこに目の覚めるような漆喰の白壁!というコンセプト。

 

こんな風にカドも、そこそこ出せるようになりました(*^_^*)端っこのところなんか我ながら満足です。

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もちろん、だんだん成長しているとはいえ、プロの仕上がりみたいにはいきませんヨ。
格好つけて模様をつけたいような衝動に駆られますが、一面全部をその模様にするのはとってもムリ!!
ということで、結局ただ塗りつけるだけのワンパターンな壁です。
たまに「鏡面仕上げに挑戦!」と息巻いたりしますが、結局途中で挫折します(笑)
本物の左官屋さんは、中学を卒業してすぐ弟子入りするらしいですから、もう全然違いますよね。

 

いうなれば、「お母さんの手作りケーキ」みたいなもので。
どんなにそこそこお菓子が作れるお母さんでも、パティシエのケーキにはなり得ないわけです(笑)

 

でもさ、自分で作れば、材料をコントロールして、お砂糖をちょっと少な目にしたり、ぜいたくな平飼い卵を使ったり、
マーガリンをやめてバターで作ったり、と、自分が心地よいように変えて、家族にとって健やかなおやつになるわけです。

まさに今回の漆喰壁は、人に頼むと高くて手が届かないけど、自分でやって材料から吟味することで、安心で心地よい空間を
作ることができるなー、と。

それこそDIYの意義ですね。

コテ板もこんな感じでどんどん形が変わっていきます。

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最初は四角いベニヤに持ち手を適当につけただけのものでしたが、どんどん自分が使いやすいように角をとったり直角の部分を作ったりして改良され。
さらに、名古屋城の城壁塗りの映像を参考に、コテ板に養生テープを貼っています。
こうすると、漆喰がコテ板に固まってしまってもとるのが楽だし、材料を変える(土壁→砂しっくい→しっくい)時にも便利です。

そんな感じで塗りあがった壁♪

 

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しかし、悲劇が!!


漆喰塗の一番の楽しみといっても過言ではない、

「養生テープはがし」。


ピリピリと養生テープを剥した時に直線がでるのをすごおく楽しみにしていたのですが、養生してから天井作業にあまりにも時間がかかり、壁の漆喰ぬりをようやく終えて、いざその時を迎えると・・・・養生テープが剥がれない!!

苦労して剥しても柱にネチョネチョとした粘着剤が残ってしまい、もう泣きそうです。(本当に泣きました)

 

色々あります、ほんと一筋縄でいきません(涙)パティシエのケーキへの道のりは果てしなく遠いのでした・・・。

 

 

 

 

 

忍者的、梯子階段作り

屋根裏部屋卒業!かと思いきや、あ、そうだ、屋根裏に出入りするための登り口を作らなければいけません。

これまで屋根裏に登るには、こんな庭用のハシゴを利用していました(笑)

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このおうちを購入したときに庭に置きっぱなしにされていたものです。背の高い木を手入れするためのものですね。

これを二階に運び込み、天井の破壊作業から、天井の張り直しもペンキ塗りも、梁や柱のサンダーとワトコオイル塗りなど、あらゆる天井作業に大活躍。立てかける場所がなくても自立できるこの梯子。これなしに、どうやって天井の作業が成立しただろうか、と思うほどの活躍ぶり。大役立ちです。

 

さておき、屋根裏部屋への出入りは、2階の押入れだった部分を利用して、ここに簡易階段のようなハシゴをつけたいと思います。

はい、ここで理系男子登場!

 

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ゴン様、なにやらコーヒー片手に座り込み、作業をさぼってるのか?と思ったら、黙々とハシゴの設計をしていました。とりあえず押入れの中段までのぼるハシゴを設計。

そして、2x4と2x8を利用して、押入れ中段までのハシゴ完成!

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そして翌週。はたまた理系能力発揮!左脳人間の私にはなにやら暗号。

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お蔭様で、できちゃいました、屋根裏部屋へ上る、押入れの中の忍者的秘密の階段です!!

 

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この間私は黙々と、漆喰を塗っています。

ん~!!だんだん家ができていく幸せ♥ますます頑張るぞ!!

屋根裏部屋卒業

古いおうちをリノベーションする際の面倒さというか、大変さというのは、屋根を支える棟木も束も、全部まっすぐじゃないということかもしれません。

経年と共に乾燥し、曲がったりよじれたり、虫食いがあったり、直線という部分がないわけです。そこへ現代の建材であるまっすぐなベニア板を張っていくと、どんなにがんばっても隙間がたくさんできてしまいます。どこを基準にするべきかも、もうよくわからない始末。これだから天井を張っていくのが本当に大変だったのですね。

棟木とベニヤ板の隙間を、「ヒバモール」という素材を使って塞いでいきます。これは意外に高価な素材ですが、とにかく、隙間が見えているとなんだか家として不安で心もとないですから。
天井を含め内装というのは、釘がなるべく見えてはいけないということで、ビスなどは極力使わずに取り付けていきます。
このヒバモールは木工用ボンドを塗ってから「仮止め釘」というアイテムで打ち込み、ボンドが固まったら仮止め釘を抜いていきます。

一人ではなかなか難しい作業なので、松本の友人が遊びに来て手伝ってくれました。

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ボンド塗り係のボンドガール、Yukiちゃんと、おおむねなんでも自分でつくっちゃう器用なしんちゃん。
そしてこーへー君。私も含め大人四人が屋根裏部屋に籠っての作業です!暑い!!!暑すぎる(笑)
この屋根裏部屋の床が大人四人いける、と実証された瞬間でした。

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みんなのお蔭で作業がぐんぐんはかどり、ヒバモールの取り付け完了!本当にありがとう☆

 

そして
後日、配線をきちんと棟木に沿わせ、床にコルクマットを敷き詰め、ようやくこの屋根裏部屋を卒業!!

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ひー、長かった、本当に疲れた、大変な屋根裏部屋でした。5月・6月はすっかりこの空間にかかりつけになってしまいました。

 

しかし、この大変なお部屋を乗り越えて、あとはぐんぐん進むハズなのです!乞うご期待♪